建築リニューアル

建物の省エネ化を実現する「エコ リニューアル」

近年の社会経済情勢の変化に伴い、建築物におけるエネルギー消費量は著しく増加しています。また、建築物のエネルギー消費性能基準への適合義務の創設、エネルギー消費性能向上計画の認定制度の創設などの措置が講じられ、省エネルギーに対する社会的な要求は年々高まっています。
大林組は、各種省エネ・創エネ・蓄エネの技術やスマートエネルギーシステムの構築・運用技術など、多様な保有技術と豊富な設計・施工実績を活用して、お客様の建物の省エネ化に貢献します。

省エネ診断から省エネ計画の立案、実施、運用までエネルギーマネジメントをトータルサポート

省エネ診断から省エネ計画の立案、実施、運用までエネルギーマネジメントをトータルサポート

リニューアル事例

Case1:冷房エネルギーを34%削減 - 東京駅八重洲地下街 -

地下街の設備熱源機器類について省エネルギー効果を高めた改修を実施し、冷房エネルギー消費量を34%削減しました。

第29回日本冷凍空調設備工業連合会 優良省エネルギー設備顕彰/会長優秀賞〔改修設備部門〕受賞(2011年)

リニューアル後の冷却水ポンプ(上)とターボ冷凍機(下)

省エネ計画の立案

省エネ改修案の費用対効果を項目ごとに算出し、複数の省エネ手法の中から最適な組み合わせを提案し、省エネ改修を実施しました。

LCCO?ベクトル図

LCCO2ベクトル図

累計コスト

累計コスト

省エネ効果の検証

改修後に省エネ効果の検証と、管理・運用アドバイスを実施し、冷房システムの効率向上と運用面の工夫によって計画時の予想を上回る効果を発揮しました。

削減効果(冷房エネルギー)

削減効果( 冷房エネルギー)

Case2:環境にやさしい研究施設 - 大林組技術研究所 材料化学実験棟 -

オフィスから実験棟へのコンバージョンで、コスト・環境負荷を大幅減

第2回空気調和・衛生工学会 特別賞(リニューアル賞)受賞(2014年)

第2回空気調和・衛生工学会 特別賞(リニューアル賞)受賞(2014年)

消費エネルギーを28%削減した主な省エネ手法(設備運用での比較)

・実験施設に特化した省エネ技術を導入
・実験排気熱回収
・可変風量人感センサー付ヒュームフード
・陰圧ラック、足元排気の採用による外気導入量削減
・LED照明、人感センサー照明
・ツインコア採用による空調域の熱負荷低減
・水蓄熱槽(温度成層型)

※実験機器運用にかかる消費電力は除外

※LCC、LCCO2は建替およびコンバージョン後30年を想定

Case3:スマートエネルギーシステムを構築・運用 - 大林組技術研究所 -

大林組が技術研究所に構築した「スマートエネルギーシステム」は、さまざまな分散型電源(太陽光発電設備、マイクロコンバインド発電システム、レドックスフロー電池)と、それらを統合制御するEMS(エネルギーマネジメントシステム)から成ります。ICTを活用した「省エネ」、「創エネ」、「蓄エネ」の最適化とユーザー参加型の運用によって、以下の4つのメリットを実現しました。

・再生エネルギーの最大利用によるCO2排出量削減
・ピークカットによる電気基本料金削減
・エネルギー消費量の削減
・BCP能力の確保

太陽光発電設備

マイクロコンバインド発電システム(上)とレドックスフロー電池(下)

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