透明性のある契約・コスト
Transparency(透明性)
契約編
大林組はあらゆる契約方式に対応し、お客様のニーズ(コスト・工期)に応える最適な契約を行います。
ランプサム方式
- 建設工事を一式総額で請負う契約方式です。
- ランプサム方式は、設計業務完了後、施工費用を算出し、総額で契約を締結します。
- 国内の建設工事の大半はランプサム方式となります。
- 発注者にとって、初期段階から全体のプロジェクト概算費用を把握できるという利点があります。
オープンブック方式
- 専門工事会社を入札により選定し、専門工事会社やベンダーへの発注金額・選定経緯などを発注者に対して開示する方式です。
- 専門工事会社の選定をサポートする人員や選定に係る期間が必要です。
- 発注者にとってコストの透明性が確保できるという利点があります。
- オープンブック方式における工事費は「コスト(原価)+フィー(利益)」という考え方が基本です。
- あらかじめ、総工事費の上限目標であるGMP(Guaranteed Maximum Price)を設定することがあります。
コストオン方式
- 設備工事などにおいて、専門工事会社(コストオン会社)を発注者が指名する場合に採用される方式です。
- 発注者と専門工事会社が合意した金額で下請負契約を締結します。
- 下請負契約の金額に大林組の統括管理費などのコストオンフィーを乗せた金額で発注者と契約を締結します。
調達編
長納期品の先行調達
世界的なデータセンター建設に対するニーズの高まりなどにより、データセンターに必要な設備機器納入にこれまで以上の期間を要する傾向にあります。大林組は発注者と連携を密にし、設計・調達・施工力により発注者へのお引渡し日を遵守します
- 短工期化を実現するため、実施設計段階で長納期品の調達に着手します
- 設計進行と連動して、工事会社選定・製作要領書作成・契約・発注を行ないます
- 早期調達の実施により、タイムロスのない全体スケジュールを実現します
海外調達
海外調達における契約スキームは、材工一式契約と材工分離契約があります。
発注者のご要望や調達品目に応じて、最適な調達スキームをご提案します。
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材工一式契約
材工一式で、国内協力会社を窓口にして契約します。
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材工分離契約 1
材工分離で、材を代理店あるいは商社を通じて、契約します。
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材工分離契約 2
材工分離(※1)で、材を直接海外協力会社(メーカー)(※2)と契約します。
※1 材工分離の内、材契約は発注者による直接調達が可能な場合もあります(その場合は、材料支給扱いとなります)
※2 海外協力会社には、海外メーカーも含まれます