のり面緑化工法
チップクリート緑化工法
強酸性土壌や岩盤などの斜面でも緑化できます
チップクリート緑化工法とは?
伐採材チップをセメントミルクでコーティングし、チップクリートとして固結させます。チップクリートによる層をのり面に造成し、その上に植生基材を吹き付ける工法です。
これまで緑化が困難とされてきた強酸性土壌、亀裂の少ない岩盤の斜面やコンクリート面でも、植生を永続させることができます。
また、チップクリートを露出した状態で使用することで、斜面の表面侵食を防ぎながら、草刈処分を軽減することができます。
お客様のメリット
酸性のり面でも植生が永続します
- チップクリートには、斜面から浸出する酸性水を中和する作用があります。
- チップクリートの施工は、緑化場所の地形や材料の木材チップの調達などさまざまな条件に対応できる「ボードシステム」と「吹き付けシステム」があります。
コンクリート面や無亀裂岩盤面でも植生が永続します
- 連続した粗空隙に根が進入でき、強固な根がかりが形成されます。
- 粗空隙に充てんされた保水材から水分が供給されます。
建設副産物をリサイクルできます
- 従来は産業廃棄物として処分してきた伐採材を有効利用できます。
- 伐採材の処分費用を削減できます。
斜面の表面侵食を防ぎ、草刈処分を軽減します
- 堤防などの盛土斜面の侵食を抑制できます。
- 植生基材をなくして、緑化範囲を限定できます。
地球環境に優しい工法です
- セメントミルクでコーティングされたチップは分解されにくいので、チップから発生する炭酸ガスを低減します。
実績・適用例
常磐自動車道広野インターチェンジ工事(日本道路公団)
江戸川河川堤防のり面緑化(関東地方整備局)
国道58号線バイパス(内閣府沖縄総合事務局) ほか17件(施工面積は3万m2以上)
その他
NETIS登録番号:KS-030001(掲載期間終了)