トンネル切羽安定技術

フェイスタット注入工法

早期に硬化する注入材で掘削効率が向上。工費と工期の縮減へ

浸透性に優れた超微粒子セメントと硬化促進材を配合した注入材を使い、土砂地山を早期に硬化させて、切羽安定化や地表面の沈下抑制を図る工法です。汎用ジャンボを利用したシングルパッカー方式などにより、注入式長尺鋼管先受工法(AGF工法)やGFRP管長尺鏡ボルト工法「FIT80S」などの注入工に適用します。

 

1 コストを削減し、工期も短縮
  • 注入材はセメント系のため安価で、従来のウレタン系注入材に比べて20%ほどコストを削減できます。
  • 早期かつ確実に改良体を造成でき、掘削効率が向上します。
2 計画改良域で均一な改良体を造成
  • 注入材は超微粒子セメントと硬化促進材から構成されているので、浸透性能が高く、容易にゲルタイム設定が可能です。そのため、計画改良エリアで均一な改良体を造成できます。
3 掘削開始に必要な強度を早期に実現
  • 従来の薬液系注入材と比べて改良エリアを早期に硬化させることができるので、その後の掘削作業を速やかに実施できます。
    (砂質地山の改良体強度は、6時間で1N/mm2、1日で2N/mm2
4 効率が良く、特殊な作業員が不要
  • 注入作業は汎用ジャンボを利用したシングルパッカー方式で行ない、一回の注入長さは6m程度を標準とすることで、煩雑なステップの作業が減少します。
  • 注入作業は、トンネル工事で一般的に使用する機械を利用します。

フェイスタット注入工法

実証実験で改良体造成を確認しました

フェイスタット注入工法

 

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