発展の時代

1958年(昭和33年)

香川県庁舎

香川県庁舎

この年

企業の設備投資意欲が高まるなか、本社ビルの新築や、設備更新に伴う新工場の建設が相次いだ。製鉄や自動車、電気機器、合成繊維などの産業は、技術革新による生産力の拡大で国際競争力を強化し、輸出によって飛躍的に業績を発展させた。そして、国民所得の増加が大量消費社会を主導し、「投資が投資を呼ぶ」といわれた高度経済成長期へと入っていく。

Photo

  • 香川県庁舎
  • 美和ダム

1958年の大林組

2月
社長・大林芳郎、大阪建設業協会会長就任
3月
阪奈道路第二、三工区竣工
3月
美和ダム竣工
3月
毎日大阪会館南館竣工
4月
新大阪ビルデイング(第一期)竣工
5月
香川県庁舎竣工
6月
八久和ダム竣工
10月
三菱商事ビルディング竣工
10月
大阪新歌舞伎座竣工
12月
大阪証券取引所に株式上場

社会の出来事

1月
若乃花、横綱に昇進(栃若時代)
9月
朝日麦酒、わが国初の缶ビール(ブリキ缶)を発売
10月
長嶋茂雄(巨人)新人王
11月
東海道線の東京−神戸間に新特急「こだま」登場
12月
東京タワー開業
12月
1万円札発行

 

建設業界の動き

3月
初の海底国道、関門国道トンネル(下関-北九州)開通
3月
神宮外苑に国立競技場竣工
3月
道路整備緊急措置法公布
10月
名神高速道路起工
12月
建設省、施工能力審査基準の一部を改正