礎の時代

1910年(明治43年)

帝国座

帝国座

この年

帝国座は関西地方で最初の洋風劇場であり、大林組が初めて施工した劇場建築でもあった。新派劇の先駆者・川上音次郎の要請に、大林芳五郎が応え、4年の歳月をかけて完成した。こけら落としには『ロメオとジュリエット』が上演された。

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  • 帝国座
  • 島商会

1910年の大林組

3月
帝国座竣工
3月
千住製絨所第5工場増築竣工
3月
第4師団玉造門内兵器庫竣工
4月
旅費給与規則を制定
5月
鐘淵紡績博多支店工場竣工
5月
鉄道院鷹取工場増築竣工
10月
第4師団禁野火薬庫竣工
12月
工事機械使用規程を制定
12月
善通寺陸軍兵器支廠兵器庫竣工
12月
島商会竣工

社会の出来事

4月
武者小路実篤、志賀直哉らが雑誌「白樺」創刊
5月
ハレー彗星が地球に最接近
8月
日韓併合条約調印
電気洗濯機が登場

建設業界の動き

3月
帝国座竣工(関西初の洋風劇場)
3月
東武鉄道の浅草−伊勢崎間が全通
5月
横浜・吉田橋のコンクリート橋への架け替え工事完成。関東地方初の鉄筋コンクリート橋
9月
鉄道院竣工(木造建築では当時最大規模)