リアルタイム体調管理
作業員向け安全管理システム「Envital®（エンバイタル）」
心拍数や作業環境状況をリアルタイムに計測し作業員の体調を管理します
Envitalとは？
建設現場や工場などで働く作業員の健康状態と作業場所の環境状況を一元管理し、作業員の安全管理を行うシステムです。心拍数（バイタルデータ）をウェアラブルセンサhitoe® （※1）で取得し、人体に影響を与える湿度、気温などの環境データを暑さ指数ウォッチャー® （※2）で計測します 。バイタルデータと環境データをクラウド上で共有することで一人ひとりの体調を管理し、安全な労働環境を確保します。 なお、Envitalは医療機器ではなく、いかなる病気の診察や治療、回復、予防も目的としていません。
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IoT（Internet of Things）を活用した作業員向け安全管理システムEnvitalの概念図
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建設現場でのEnvitalの活用方法をご覧いただけます（動画再生時間：2分13秒）
お客様のメリット
作業員のバイタルデータ（心拍数）と作業現場の環境データから熱への暴露度合 い（高温環境下での身体への負荷）を判定します
- 作業員が身に付けるバイタルセンサは、シャツ型ウェアラブルセンサhitoeを活用し、高精度な情報を取得します。
- 作業場所の環境センサは、複数箇所の湿度・気温、WBGT（暑さ指数）（※3）を連続測定して詳細な情報を一元管理する暑さ指数ウォッチャーを活用します。
- 通信機器となるシャツ胸部中央部に取り付けたトランスミッターでは、作業員の姿勢（傾き） も検知します。
管理者や作業員本人がタイムリーに体調管理できます
- 収集したバイタルデータ、環境データをクラウド上で解析し、平常時と異なる状況が作業員に発生した際には、管理者や作業者に対してアラートを発信します。
- 作業員の状態は、携帯端末やパソコン、ウェブシステムなどのマルチプラットフォームで確認できます。
作業員向け安全管理システムEnvitalのサービスを提供します
- NTTコミュニケーションズと共同で建設業や製造業の現場で大規模実証実験を実施し、システムのカスタマイズを行いました。2017年7月からサービスの提供を開始します。
【サービス概要】
- ウェアラブルバイタルセンサを利用した心拍数などの取得
- 暑さ指数ウォッチャーを利用したWBGT値の取得
- トランスミッターを利用した作業姿勢データの取得
- 各種取得データの可視化
- 独自に設定した閾値（しきいち）を超えた場合のアラート発信
※1 hitoe
機能素材"hitoe"は日本電信電話株式会社と東レ株式会社が開発した、着衣するだけで心拍数や心電波形を取得できる機能繊維素材であり、両社の登録商標です
※2 暑さ指数ウォッチャー
大林組が開発した作業現場内の複数箇所のWBGT（暑さ指数）（※3）を連続測定し、その情報を管理事 務所で一元管理することができるシステム
※3 WBGT（暑さ指数）
人体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい (1)湿度、 (2)日射・輻射（ふくしゃ）など周辺の熱環境、 (3)気温、の3つを取り入れた指標です
