耐火型セグメント
耐火型高機能SFRCセグメント
火災からトンネル空間を守ります
耐火型高機能SFRC(※1)セグメントとは?
大林組が開発した高機能SFRCセグメントにポリプロピレン(PP)繊維を混入して耐火性能を向上させたシールドセグメントです。火災による加熱でPP繊維が溶融して空隙(くうげき)を形成するため、コンクリート中に含まれる水分が気化する時の内部水蒸気圧の上昇を抑制し、コンクリートがはく落、破壊する爆裂を防止します。
※1 SFRC:Steel Fiber Reinforced Concrete(鋼繊維補強高流動コンクリート)
お客様のメリット
火災時の覆工の耐力を確保できます
- セグメントの爆裂を防止することで、コンクリート・鉄筋・継手の受熱による耐力低下を防ぎます。
- 火災後のコンクリートの残存強度が鋼繊維の補強効果により向上します。
火災後も補修により火災前と同様の機能を有します
- 火災を受けた表面部は、ウォータージェットで劣化部分を除去し、PP繊維を混入したジョッツクリート(ポリマーセメントモルタル:PCM)を吹き付けて補修します。
工期短縮と工費縮減ができます
- 従来、トンネルの内側に設置していた耐火材(耐火吹き付けや耐火パネルなど)が不要となり、トンネル断面を縮小できるため、工期短縮・工費縮減が可能です。
【実績・適用例】
中央環状品川線大井地区トンネル工事
さがみ縦貫川尻トンネル工事 ほか1件