アースネイリング工法とは？
地盤に棒状補強材（ボルト）を打設し、のり面を安定させる補強土工法です。特殊中空ロッドを回転・打撃で打設すると同時に、ロッド先端から吐出されるセメントミルクのジェット噴流で地盤を切削・改良します。
補強材の周りには従来の先行削孔方式と比べて太い固結体が造成され、周辺地盤の亀裂や隙間への脈状注入部を有することから、砂質土では在来工法の約4倍の引抜き抵抗力が得られます。また、特殊機械を必要とせず、汎用機械で施工できることも特長です。
アースネイリング工法の施工状況
ロッド先端部のジェット噴流による地盤の切削・改良
お客様のメリット
1 大幅なコストダウンを実現します
砂質土では従来工法の約4倍の性能があります
補強効果を活かして急勾配化し、用地を拡幅できます
- 大きな補強効果でボルト長や打設間隔を低減できるので、コスト削減につながります。
2 あらゆるのり面に適用できます
- 従来工法では所要の引抜き抵抗力が得られなかった土砂のり面にも適用できます。
3 用地を有効活用できます
- 補強効果を活かして既設のり面を急勾配化し、用地を拡幅することも可能です。
- 施工工程が少なく施工中の変形もほとんど生じないので、施設を供用しながら用地を拡幅できます。
4 景観を保全できます
- 現状の地形を改変することなく、既設のり面の安定性を向上できます。
