フェイルセーフシーリングとは?
特定天井(※1)などの既存天井の「落下防止措置(※2)」として、地震時に損傷して落下しようとする天井を一時的に保持し、施設利用者の避難時間と避難空間を確保するものです。
天井の下面に「フラットバーとネット」または「ストリング(細いロープ)」を設置する2つのタイプがあります。
公共施設やオフィス、ホテル、研究施設、工場、学校、体育館、ホール、劇場など幅広い用途の建築物に適用が可能です。2015年には、第三者機関による建築技術性能証明(※3)を業界で初めて取得しています。
フェイルセーフシーリングの特長や振動実験による落下防止効果を映像でご覧いただけます。
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(動画再生時間:3分15秒)
お客様のメリット
1 地震により天井が損傷しても、安全に避難できます
- 落下しようとする天井を一時的に保持し避難する時間と空間を確保します。
2 業務を継続しながら短期間で設置できます
- 既存天井を解体せずに構築できるため、土日、深夜の工事が可能です。
- 新たに張り替える工法に比べ、工期を約60%短縮できます。
3 工事費用を抑えられます
- 既存天井の撤去後に耐震天井を設置する工事に比べてコストを約60%削減できます。
4 内装デザインや音響への影響が少ない構法です
- 設置する材料は天井の色に合わせられるので目立ちません。
- 曲面や凹凸のある特殊形状の天井にも採用でき、音響性能にも影響がありません。
5 第三者機関による建築技術性能証明を取得しています
- 特定天井の落下防止対策の選定や確認申請が必要な増改築工事において、明確でスムーズな判断資料を提供します。
フラットバー+ネットタイプ
フラットバー(平鋼)とネットが脱落する天井を受け止め、より高い安全性を実現します。
- 細かい天井材が落ちてきてもネットで受け止めるので高い安心感があります
- 目立たない材料を選定でき、フラットバーも天井色に合わせられます
ストリングタイプ
ストリング(細いロープ)を利用して、安全性を確保しながら目立たず、効率性の高い施工を実現します。
- ストリングは直径2.4mmのポリエチレン糸で目立ちません
- 天井の照明器具をほとんど気にせず設置できます