低炭素杯2016で「ベスト長期目標賞」を受賞

大林組は二酸化炭素(CO2)排出量85%削減を掲げ取り組んでいます

サステナビリティ

2月17日、日経ホール(東京都千代田区)にて低炭素杯実行委員会(小宮山宏委員長)主催の低炭素杯2016が開催され、長いスパンでCO2排出削減目標を掲げ積極的に取り組む企業として、大林組が「ベスト長期目標賞」に選ばれました。

次世代に向けた低炭素社会の構築をめざし、2010年度から低炭素杯をスタートさせた実行委員長・小宮山宏氏(左)

次世代に向けた低炭素社会の構築をめざし、2010年度から低炭素杯をスタートさせた実行委員長・小宮山宏氏(左)

企業部門では、大林組をはじめコニカミノルタ、サントリーホールディングス、ソニー、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業などが表彰されました

企業部門では、大林組をはじめコニカミノルタ、サントリーホールディングス、ソニー、トヨタ自動車、日産自動車などが表彰されました

低炭素杯とは、学校、市民活動団体、企業などが行う温暖化防止活動の中から特に優れた取り組みを表彰するもので、今年で開催6年目を迎えます。

「ベスト長期目標賞」は、2015年フランス・パリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)(※1)の開催にちなんで、今大会で新たに設けられた賞です。自治体や企業は社会の中で影響力があり、低炭素社会の実現に重要な役割を果たす、との考えから、長期的なCO2削減目標を掲げている7つの自治体、10の企業が選ばれました。

大林組では、持続可能な社会の実現をめざして、2011年、中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」を策定し、事業活動を通じて地球環境の課題解決に取り組んでいます。

「2050年のあるべき社会像」の実現に向け、具体的なアクションプランやCO2排出量削減の数値目標を定めており、コーポレートレポート、環境マネジメントシステム(EMS)の環境目標と実績などで公表しています。今回の受賞では、建設事業を通してCO2削減に積極的に取り組む姿勢、その実績などが評価されました。

大林組はこれからも、変わりゆく地球環境や社会のニーズに対応しながら、CO2排出量削減につながるさまざまな取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に寄与してまいります。

低炭素社会の実現に向けた数値目標

大林組は、中長期環境ビジョン「Obayashi Green Vision 2050」で2030年と2050年に達成すべきCO2排出量削減目標を定め、その達成に向け、直接的な取り組みと間接的な取り組みを推進しています。数値目標はすべて2013年を基準に設定したものです。

 

2030年までに

2050年までに

自社施設の低炭素化や低炭素型の施工などの直接的な取り組み

-85%

-85%

低炭素型の技術や資材の開発・普及、省エネ建設の提案・設計による間接的な取り組み

-25%

-45%

低炭素社会の実現に向けた主な取り組み

 

※1 国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)
2015年11月30日から12月13日まで、フランス・パリで開催。2020年以降の地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」が採択された。パリ協定は、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比較して「2℃を十分下回る」ようにすることを言及。条約に加盟する全196ヵ国・地域は、温室効果ガスの自主的な削減目標を5年ごとに見直し、国連に提出することが定められた