大林組は3月16日、東京都の中央区立日本橋中学校で「大林組技術研究所の環境への取り組み」をテーマに出前授業を行いました。また3月29日には、同校生徒を技術研究所(東京都清瀬市)に招き、見学会を開催しました。
今回の出前授業と見学会は、「中央区子ども環境サミット」の事前学習の一環として行われました。子ども環境サミットでは、中学生が自らエネルギー、リサイクル、自然などをテーマとした実践事例を調査し、それらの研究結果を「中央区の環境保全のためにできること」、「大人への提言」として発表します。
将来、自然環境分野でどんな取り組みができるのか、という最先端の実践事例として、大林組技術研究所の環境技術が注目されました。
出前授業では、技術研究所研究員らが「技術研究所本館テクノステーションの最新環境技術」、「都市緑化と生物多様性」について、スライドを用いて講義しました。講義後、生徒からは環境技術への質問のほか、東京スカイツリー® や宇宙エレベーターに関する質問も寄せられました。
3月29日には、子ども環境サミットの代表生徒10名が春休みを利用して技術研究所の各施設を見学に訪れました。本館テクノステーション内ワークスペースでは太陽光の取り入れ、自動換気システム、 ICタグでのパーソナル空調と照明といったさまざまな省エネ技術に触れ、理解を深めました。屋上一面に設置された太陽光パネルを触ったり、ビオトープを歩いたり、と楽しみながら環境を考える、意義ある一日となりました。
参加した生徒さんの声を紹介します。
建設会社の大林組が環境のことを研究していると知って驚いた。
アスファルト道路とヒートアイランドの関係を聞き、身近に環境問題の課題があると思った。
学校の屋上を緑化しビオトープを作って、動物たちが住みやすい環境を作りたい。
大林組では、これからも次世代を担う子どもたちのために、建設業の魅力、社会に役立つ技術開発の大切さを伝えてまいります。