埼玉県杉戸町の小学校6校、中学校3校の先生たちで構成される杉戸町教育研究会では、夏休みの期間を利用して大学の先生や企業の専門家を招き、見聞を広めるための講演会を実施しています。
8月20日には、杉戸町生涯学習センターで大林組の技術担当者が東京スカイツリーの造り方について講演しました。
講演会には188人の先生が参加し、タワー最上部となるゲイン塔の組み立て方や、ゲイン塔を引き上げるリフトアップ工法、タワー中心部の心柱を造るスリップフォーム工法など、東京スカイツリーの造り方を約1時間半にわたり説明しました。
参加された先生方は、映像を用いた説明に耳を傾け、タワークレーンの解体の話では、「なるほど」とうなずきながらメモを取っていました。
講演後は杉戸町教育研究会の副会長から「東京スカイツリーも教育界も土台となる基礎造りが大事。基礎の中心に立つ柱のような子どもをしっかりと育てていきたい」との感想をいただきました。
東京スカイツリーは400mを超え、ますます注目されるようになりました。「どうやって造るのだろう」と興味を持つ子どもが多いなか、先生たちにも関心を持っていただく良い機会となりました。