この年
昭和48年のオイルショック後は、一部の例外を除きほとんどの産業が「生き残り」の試練に立たされた。とりわけ、戦後順調に成長を続けてきた建設業界にとって事態は深刻であった。大林組は苦境を打開するため、「原価意識の徹底」「工事代金の是正」など減量経営に努める一方、需要創出型の営業を基本方針に営業力の強化を進めた。大幅な機構改革を行い、総合企画室の設置、技術本部の発足による技術営業の機能拡充などを図った。
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1977年の大林組
- 2月
- 川下川ダム竣工
- 3月
- 十六銀行本店竣工
- 4月
- 日本赤十字社本社竣工
- 5月
- 国立循環器病センター竣工
- 5月
- 中央大学多摩校地(A工区)竣工
- 8月
- 北陸自動車道今庄トンネル竣工
- 9月
- サントリー梓の森プラント竣工
- 9月
- 中央自動車道笹子トンネル東工区竣工
- 10月
- シーモール下関竣工
- 10月
- 川崎大師平間寺大山門竣工
社会の出来事
- 3月
- 米・ソ、200カイリ漁業専管水域実施
- 4月
- 有楽町・日劇ミュージックホール、41年の歴史に幕
- 6月
- たばこ「マイルドセブン」発売
- 7月
- 初の静止気象衛星ひまわり1号打ち上げ
- 9月
- 王貞治(巨人)、756本の本塁打世界記録樹立
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- ピンクレディーの「UFO」が大ヒット
建設業界の動き
- 4月
- 建設工事標準下請契約約款改正
- 4月
- デパートや地下街に、スプリンクラー設置義務付け
- 6月
- 改正独禁法公布(課徴金制度創設など)
- 9月
- 海外建設促進基金創設
- 9月
- 建設省、指名停止・指名回避要領を公表
- 11月
- 第3次全国総合開発計画(3全総)を閣議決定