この年
7月、社長の大林芳郎は3週間をかけて東南アジア5カ国を歴訪した。施工中の現場を訪問して社員を慰労するとともに、各国の建設関係の現状と今後の見通しを調査するためである。この視察にはもう一つ理由があった。東南アジアのどこに最初の海外拠点を置くかの調査であった。検討の結果、政情が一番安定しているタイが選ばれ、翌年4月、大林組はバンコクに駐在員事務所を開設。わが国の建設業者の海外常駐としては第1号であった。
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1963年の大林組
- 1月
- 三菱電機ビル竣工
- 1月
- 社内報『マンスリー大林』創刊
- 3月
- 戸塚カントリークラブ竣工
- 4月
- 京阪淀屋橋延長線竣工
- 6月
- 大阪神ビル(阪神百貨店)竣工
- 9月
- 日本生命日比谷ビル(日生劇場)竣工
- 10月
- NHK大阪放送会館新館竣工
- 10月
- 東洋ビルサービス株式会社(現・大林ファシリティーズ)設立
- 11月
- 神戸ポートタワー竣工
- 11月
- 東海道新幹線高槻地区高架橋竣工
社会の出来事
- 1月
- 初のテレビ長編アニメ「鉄腕アトム」放送開始
- 2月
- 北九州市発足(門司、小倉、八幡など5市合併)
- 10月
- 東京・日生劇場が開場
- 11月
- 新千円札(伊藤博文肖像)発行
- −
- ボーリング・ブーム始まる
建設業界の動き
- 4月
- アジア・西太平洋建設業協会国際連盟第4回大会(東京)
- 6月
- 黒部川第4発電所(黒四ダム)完成
- 7月
- 建築基準法改正(建築物の容積・高さの制限緩和)
- 11月
- 建設省、国土建設の基本構想発表
- −
- マンション建設が活発化。第1次マンションブーム