発展の時代

1962年(昭和37年)

新住友ビル

新住友ビル

この年

大正初期、大林組は大阪電気軌道(現・近畿日本鉄道)奈良線の生駒隧道(トンネル)を施工した。その後、奈良線の沿線開発が進み、昭和30年代後半には通勤・観光客の増加で輸送量は限界を超えていた。近畿日本鉄道は車輌の大型化を計画したが、既存の隧道では内空断面が狭いため、新たな隧道の建設に着手。大林組はそのうち延長1,753mを担当し、2年後の1964年7月に供用開始の日を迎えた。

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  • 新住友ビル
  • 日本生命札幌ビルディング

1962年の大林組

4月
横浜市文化体育会館竣工
4月
社用文書の横書き実施
6月
新住友ビルディング竣工
7月
近畿日本鉄道奈良線新生駒隧道西口受注
7月
東洋レーヨン基礎研究所竣工
9月
新三菱重工業神戸造船所高砂工場竣工
10月
日本生命札幌 ビルディング竣工
11月
横浜ステーションビル竣工
11月
池袋東武会館竣工
12月
名神高速道路伏見工区竣工

社会の出来事

2月
日本電気、国産初の大型コンピューターを発表
3月
北陸トンネル完成(13.87km)
10月
キューバ危機
12月
東京でスモッグが続き問題化
大都市の住宅難が深刻化(日本住宅公団の申込み競争率52.5倍)
吉永小百合主演「キューポラのある街」公開

建設業界の動き

2月
宅地造成等規則法施行
5月
水資源開発公団、阪神高速道路公団設立
5月
新産業都市建設促進法公布
6月
道路交通法公布
10月
全国総合開発計画を閣議決定
新幹線と東京五輪の工事が重なりセメント不足が深刻化