礎の時代

1908年(明治41年)

篠山歩兵第70連隊兵営

篠山歩兵第70連隊兵営

この年

日露戦争後の軍備拡充により、多くの軍関連工事が発注された。大林組が受注した豊橋第15師団の工事は、軍から強い要請を受けて請け負ったもので、創業者・大林芳五郎は本店のある大阪を離れ、ほぼ1年間にわたって豊橋に常駐し、工事の陣頭指揮を執った。

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  • 篠山歩兵第70連隊兵営
  • 日本醤油醸造尼崎工場

1908年の大林組

2月
神戸精糖工場竣工
3月
会計事務取扱心得を制定
3月
築港大道路竣工
9月
岐阜歩兵第68連隊兵営竣工
9月
津歩兵連隊兵営竣工
10月
岡山野戦砲兵連隊兵営竣工
10月
篠山歩兵第70連隊兵営竣工
10月
徳島歩兵第62連隊兵営竣工
10月
豊橋第15師団兵営竣工
12月
日本醤油醸造尼崎工場竣工

社会の出来事

6月
東宮御所(赤坂離宮)が完成
7月
第4回五輪ロンドン大会が開幕、初めて水泳が登場
9月
ゼネラル・モータース社設立
12月
恐慌深刻化、銀行の支払い停止など景気が沈滞
松屋呉服店が3日間の「安売りデー」を開催。バーゲンセールの初め

建設業界の動き

3月
大阪土木建築業組合設立
12月
鉄道庁などが廃止され、内閣に鉄道院が設置される