礎の時代

1901年(明治34年)

滋賀県第二中学校寄宿舎

滋賀県第二中学校寄宿舎

この年

八幡製鉄所操業開始。明治政府の殖産興業のスローガンのもと、日清戦争に勝利した日本はその賠償金を資金源として、近代的な官営製鉄所の建設をしたのである。そしてこの年、"明治時代最大のイベント"となった第5回内国勧業博覧会諸施設の入札が行われた。大林組は大阪の建設業者として唯一指名を受けて入札に参加。清水組(現・清水建設)、大倉土木組(現・大成建設)の三社による競り合いの結果、地の利を活かして大林組が落札し、ほとんど一手に引き受けることとなった。

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  • 滋賀県第二中学校寄宿舎

1901年の大林組

8月
滋賀県第二中学校寄宿舎受注
11月
第5回内国勧業博覧会諸施設受注

社会の出来事

2月
官営八幡製鉄所が操業開始
7月
日本広告と電報通信社、設立。のちに合併し電通
7月
ノーベル賞創設
8月
与謝野晶子の歌集「みだれ髪」刊
赤い郵便ポストの第1号登場

建設業界の動き

2月
山手線の東京・赤羽−品川間開通
5月
山陽本線が全通(東京−下関)
神戸・六甲山に日本初のゴルフ場が完成