武庫川女子大学「甲子園会館」
1930(昭和5)年に「甲子園ホテル」として建設されたこの建物は、フランク・ロイド・ライトの愛弟子である遠藤新氏が設計し、「西の帝国ホテル」として地域に愛され続けてきました。1991(平成3)年に外装を中心に保存修復し、2006(平成18)年には小型ブロックを用いた耐震壁の増設や、炭素繊維による煙突の補強、庇鼻先石材のピン打ちなど、最新の補強技術で耐震改修しました。左右両翼の全体構成から装飾的な細部に至るまで、近代建築の傑作を完全な姿で残す歴史遺産です。
施設用途 | 教育施設 | ||
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所在 | 兵庫県西宮市 | ||
発注 | 武庫川学院 | ||
設計 | 遠藤新(1930年新築時)、大林組(1990年以降改修時) | ||
竣工 | 2006年02月 |