ロボティクス
コンストラクション
人とロボットが協調し、
デジタルツインでつくる新しい建設のかたち
大林組の「ロボティクスコンストラクション」は、サイバー空間を新たなフィールドとして、人とロボットが協調し、高め合い、持続可能な建設プロセスを実現する「建設の新しいかたち」です。
施工の省人化・効率化を可能にし、建設技能者の有効活用をするとともに生産性を飛躍的に向上させます。また、機械にできる作業は機械に任せ、人は高度な価値創出に専念することで、人を活かし、安全かつ働きがいのあるウェルビーイングな職場環境を実現。施工の効率化で、環境負荷の軽減も可能にします。
大林組は、「ロボティクスコンストラクション」を適用することにより、「地球・社会・人」のサステナビリティの推進を図ります。
「ロボティクスコンストラクション」は、3つの要素が融合して実現されます。
01. 作業の機械化
効率と安全をもたらす現場環境
高所やトンネル内における危険が伴う作業や、資機材の運搬から測量、現場の状況確認など、これまで人が行ってきた単純作業や苦渋作業を機械に置き換えます。人は高度な技術を必要とする作業や施工管理、より創造性の高い業務に専念。これにより、働きがいのある職場づくりを実現し、建設業の新たな魅力を創出します。
02.機械操作の省人化
(遠隔、自動・自律化)
働く人の負担軽減と熟練スキルの伝承
リアルタイムでの遠隔作業、工事機械の自動・自律運転が可能となり、建設現場に行くことなく、高度な技能を持つオペレーターが機械操作したり、複数の工事を担当可能に。また、熟練技能者の操作をデータ化し、記憶させることで、操縦の支援や複雑な作業も自動・自律化。これにより、ものづくりの技を伝承するとともに、さまざまな人の建設業への参加を可能にします。
03.建設プロセスの
デジタル化
業務効率化で高品質なインフラへ
建設現場のヒト・モノ・コト情報をデータ化することで、フィジカル空間とデジタルツインをサイバー空間で同期させた動的CPS(Cyber Physical System)。計画から設計、施工、管理、施設の維持管理を含めて、一気通貫で活用されるBIM/CIMデータに加え、フィジカル空間で取得した点群データ、資機材や作業員の位置データなどで構築します。動的CPS上でさまざまなアプリケーションを操作することにより、施工の出来高管理や不具合箇所の確認まで多岐にわたる業務効率化を可能とします。