逆打ち支柱構築工法

構真柱ドライ施工法(ODP工法)

大深度の地下階の柱を地上から高い精度で構築できます

地盤を削孔(※1)した後、ケーシング(鋼管)と水中コンクリートとで孔壁と管底の崩壊を防止し、ケーシング内の削孔水をくみ上げてドライにして、気中で逆打ち支柱(構真柱)を構築する方法です。

 

※1 削孔には、孔内中の泥水を通常のボーリング掘削の方向と逆に循環させて掘削するリバースサーキュレーション工法などを利用します。

 

・構真柱ドライ施工法(ODP工法)は、大林組の特許で、鉄道ACT研究会にも登録しています。

 

1 コストを抑えられます
  • 孔壁の安定や遮水のための孔壁保護用の補助工法が不要です。
  • 本設の地下階柱を床版打設に先行して構築できるため、仮設杭や仮設柱が不要です。
  • 地下20m程度以上の大深度の地下階を有する構造物で優位性を発揮します。
2 短期間で施工できます
  • 孔壁保護用補助工法が不要のため、補助工法に要する時間を削減できます。
  • 逆打ち支柱をドライ施工する方法として深礎工法が挙げられますが、それに比して汎用削孔機で行うため、削孔に要する時間を短縮できます。
3 高さ制限がある中でも、高い精度の地下階柱を提供します
  • 高さ制限があって短尺柱を多数つなげなければいけない条件でも、気中で地下階の柱を構築できるため、地上における鉄骨建て方と同等の高い精度(700分の1程度)で構築できます。

 逆打ち工法概念図

逆打ち工法概念図

 

逆打ち支柱施工順序図

逆打ち支柱施工順序図

 

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