トンネル坑内の粉じん低減工法

トラベルクリーンカーテン

短時間で坑内の作業環境を飛躍的に改善できます

トラベルクリーンカーテン(※1)とは?

隔離壁と圧力差を利用したトンネル坑内粉じん低減工法です。開閉可能な隔離壁と集じん機および送気ファンから構成されます。切羽から発生した粉じんは、切羽後方50mで0.1mg/m3まで低減することを土木研究所模擬トンネルで実証実験を行い確認しています。

※1 株式会社東宏と共同開発

坑内環境イメージ図
坑内環境イメージ図

お客様のメリット

坑内の優れた作業環境を実現します

  • 切羽付近からの排気量と送気ファンによる給気量をコントロールして、切羽付近を負圧にすることで粉じんの拡散を抑制します。
  • 隔離壁外周部をトンネル壁面への密着性に優れているバルーン構造とすることで、粉じんの封じ込め性・拡散抑制性を高めています。

粉じん処理時間の短縮と電気使用量を削減できます

  • 発生粉じんを封じ込め、効率良く集じんできるため粉じん処理時間を25%短縮、同時に電気使用量を26%削減できます。(従来機比)

従来通りの施工サイクルが保てます

  • 「トラベルクリーンカーテン」の移動はレール方式を採用し、狭いトンネル坑内の移動をスムーズかつ精度良く行えます。また、隔離壁外周部バルーンの収縮・膨張をブロアにより短時間で行うことができます。

【実証実験状況(土木研究所模擬トンネル)】

車両通行部隔離壁 閉
車両通行部隔離壁 閉
車両通行部隔離壁 開
車両通行部隔離壁 開

発破現場に対応可能なタイプもあり、発破飛石から坑内設備を防護します

  • 「ポリアリレート繊維ベクトラン」と「防爆シート」で発破飛石の貫通を防ぐとともに、クッションの役目をするバルーンが発破飛石を確実に止めます。万一の貫通に対しては、坑口側にも防爆シートを備えています。
  • 発破に対する耐久性と防護性能を現場で検証しています。
飛石の貫通防止構造
飛石の貫通防止構造
使用材料(発破現場)
使用材料(発破現場)

【実績・適用例】

一般国道5号 小樽市 塩谷トンネル工事ほか、合計27件

【その他】

NETIS登録番号:HK-120040-A(掲載期間終了)

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