バルリンクとは?
モルタルとコンクリートの補修・補強用繊維として開発されたポリプロピレン短繊維です。
繊維の長さは12mmで、トンネル覆工コンクリートに少量を添加することにより、コンクリートのはく落防止性能とひび割れ抵抗性が向上します。
バルリンクの特長
1 均一に分散し、耐久性も優れています
- 繊維は、単糸が平行に連結して連糸状となっているため、攪拌によって玉や塊が生じることなく、均一に分散します。
- 化学的に安定し、耐薬品性に優れたポリプロピレン繊維なので、アルカリ環境下における耐久性に優れています。
2 添加量が少なく、コストが低減します
- 繊維径が43μmと非常に細く、繊維径0.7~1mmの従来繊維に対して3分の1の添加量(0.1vol%)でも、繊維混入本数が700倍以上(約5,800万本/m3)となります。そのため、はく落防止性能を満たし※1、ひび割れ防止抵抗性能が向上※2します。
- 従来の繊維と比べ、材料費(繊維添加分)が半減します。
※1 はく落防止効果確認試験における打撃回数比が8以上(コンクリート標準示方書)
※2 モルタル供試体による収縮ひび割れ試験で、発生ひび割れの面積が従来繊維より2割低減
3 繊維の添加が簡単です
- 水溶性紙袋にパックされた繊維を、紙袋のままアジテータ車のホッパーに投入し、ドラムを約2分間高速回転させることで、繊維を一様に分散できます。