リバーベント工法とは?
ベントナイト混合土を充填したマットを河川堤防に敷設することで、半永久的な遮水層を形成し、河川水の浸透による堤防の決壊を防ぎます。また、種子を混合した土をマットに吹き付け、堤防のり面を緑化できることも特長です。
リバーベント工法概要図
お客様のメリット
ベントナイトは水と触れると膨潤反応を示しますが、布製型枠で拘束されるため容積は変化せず、粒子間の空隙(水みち)がなくなることで遮水層が形成されます。
1 工期を短縮、工事費も5~10%低減
- 従来は、水の浸透を防止する遮水シートを敷設し、その上に侵食を防止する護岸ブロックを設置、さらに覆土して緑化することで堤防を補強していました。
- リバーベント工法では、ベントナイト混合土を充填したマットを敷き並べるだけで、耐侵食性に優れた遮水層を形成できます。
2 緑あふれる多自然型の護岸に
- 種子を混合した土をマットに吹き付けることで、容易に緑化層を形成できます。
- 緑化層と遮水層が一体化した堤防のり面が構築できます。
3 優れた安定性(耐流速性・長期遮水性)を発揮
- 緑化層と遮水層が一体化しているので、耐流速性能が優れています。
- 充填材料にベントナイト混合土を使用するため、堤体の変形や乾燥収縮などで万一クラックが発生しても、膨潤作用で自己修復することが可能です。これにより、メンテナンスフリーで、長期にわたり信頼性の高い遮水層が維持できます。