Zephyrus(ゼフィルス)とは?
建物周りの風環境(ビル風)を予測するためのソフトウエアです。GIS(地理情報システム)データを利用して街区の3次元モデルを作成します。モデルの作成から解析・結果の表示まで、パソコン上で実行でき、風環境のほかに、粉じん・汚染物質の拡散、風力発電量評価も行えます。また、東京都の「風の道の確保」に関する評価指標にも対応しています。
GISデータから街区の3次元モデル化と地上付近の風速比分布(品川駅東口再開発事業)
お客様のメリット
1 パソコンで操作可能
- 市販の電子地図情報を利用して、計画地周辺のモデル化を行うことができます。
- 流体計算を含めたすべての操作をパソコンで実施できます。
- 風環境の予測や評価に必要な機能がすべて含まれています。
2 充実した計算機能
- 電子地図情報の読み込みと、建物と地形を3次元モデル化します。
- 計算領域内の建物や防風植栽の追加、削除あるいは形状の変更ができます。
- 建物などの3次元の形状はFAVOR法を用いて再現するとともに、重合格子を用いて流体計算を行うことで、精度と計算時間短縮を両立できます。
- 全国の気象官署データを完備していることから、少ない計算条件の設定で実行できます。
- 建物建設の前と後、植栽のある、なしなどでの風環境の変化を検証できます。
- 風速比や風環境評価結果が表示できます。
- 風環境改善が必要な場所では、防風対策を支援します。
- ビル風を利用した風力発電量を予測します。
- 市街地内での粉じん・大気汚染物質の拡散を予測します。
- 東京都による「風の道の確保」に関する評価指標に対応し、都市の風通しの良さを評価します。
【実績・適用例】
【商標】第4565595号 Zephyrus ゼフィルス