枠付きブレース増設補強工法

3Q-Brace(サンキューブレース)

建物を使いながら低騒音・低振動・短工期で施工できます

RC造建築物の耐震補強工事において、分割した軽量な鋼管を使用し、現場で溶接せずにブレースを構築する工法です。従来工法のように、大きな部材の搬入や継ぎ手の溶接、アンカー打設、クレーンでの建て込みなどが不要なので、建物を使いながら、低騒音・低振動で耐震補強できることが特長です。

3Q-Braceの完成状況

3Q-Braceの完成状況

3Q-Brace

 

1 Quiet:施工中も静かで揺れません
  • ブレース枠と躯体は主に接着剤で一体化さるため、施工アンカーの打設による騒音・振動を大幅に低減できます。
2 Quick:工期を短縮できます
  • 地分割した軽量な鋼管によるブレースを構築するので、省スペースで施工できます。
  • これにより家具や機材の移動を大幅に抑えることができるので、工期を短縮できます。
3 High-Quality:高品質です
  • 鋼管の継手部は、鋼管内部の鉄筋を信頼性の高い機械式継手で接続した後、高強度で高品質のグラウトを充填して一体化させています。
  • 現場での溶接を必要としないため、高品質な耐震補強を実現できます。
  • 構成部材はエレベーターで運べる程度に小型で軽量なため、ブレース設置場所の制約を受けずに施工できます。
4 建物を使いながら施工できます
  • 火災や臭気への対策が必要な溶接作業がなく、クレーンでの建て込みなど大がかりな工事がありません。
  • 病院やホテルなど、24時間稼働する建物に最適な耐震補強工法です。

大林組では、既に壁の増設工法「3Q-Wall(サンキューウォール)」、柱の補強工法「3Q-Column(サンキューコラム)」を実用化しており、ブレース増設補強向けに開発した「3Q-Brace」によって、補強方法や補強対象部位にとらわれることなく、あらゆるRC造建物の使いながらの補強が可能になりました。

 

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