鋼製パネル組み立て補強工法(※1)「3Q-Column(※2)」とは?
高架橋や建築物などの柱の周囲に、小型の鋼製パネルを取り付けて耐震補強する工法です。従来の鋼板を柱に巻いて補強する工法と同様、柱のせん断破壊を防止して、曲げじん性や軸耐力を高めます。人力での施工が可能なうえに、騒音・振動が少なく、溶接や塗装も不要なことから、施設を供用しながら短期間で耐震補強できます。
※1 鋼製パネル組立て補強工法
大林組、JR東海、ジェイアール東海コンサルタンツ、新日本鉄住金エンジニアリングの4社が共同開発し、公益財団法人鉄道総合技術研究所から設計指針を発行
※2 3Q-Column
鋼製パネル組立て補強工法を建築物の柱に適用するため、大林組、新日鉄住金エンジニアリングが一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得
お客様のメリット
1 供用しながら耐震補強できます(Quiet)
- 施工時に音や振動がほとんど出ないため、施設を使用したまま補強できます。
- 溶接作業が不要なため臭気や煙が発生せず、火災の心配がありません。
2 狭い場所でもスピード施工します(Quick)
- 軽量なので大がかりな揚重機械や仮設が不要で、狭い場所でも人力で施工できます。
- 現場での溶接が不要なため、短い期間で施工できます。
3 公的機関からも認定された品質です(High-Quality)
- 耐久性の高い鋼板を補強材に用いています。
- 鉄道総合技術研究所、日本建築総合試験所により性能が確認されています。
【実績・適用例】
- 東海道新幹線西大路高架橋など実績多数
- JR・私鉄などの高架橋柱、中柱など実績多数