橋梁用ブレーキダンパーとは?
摩擦によって地震時の振動エネルギーを吸収する橋梁用の制震装置です。上部構造と下部構造の間や、トラス橋の斜材に組み込むことで、地震時の揺れを小さく抑えることができます。新設橋梁だけでなく、既設橋梁の耐震補強にも適用可能です。
お客様のメリット
1 地震時の揺れを低減できます
- 減衰の効果により、大地震時の橋梁の揺れを約3割低減するとともに、中小規模の地震の揺れも低減します。
2 補強とコストダウンを両立します
- ブレーキダンパーが地震エネルギーを吸収するため、下部構造の補強は最小限とすることが可能です。
- 他の粘性流体ダンパーと比べて安価に補強できます。
3 地震後も交換は不要です
- 地震を受けてもダンパーは損傷しないため、交換の必要がありません。
- 摩擦材は十分な耐摩耗性能を保有しているため、複数回の巨大地震を受けても性能が低下しません。
【実績・適用例】
- 【桁端ダンパーとしての適用】某高速道路橋梁、某鉄道橋梁2件
- 【ダンパーブレースとしての適用】某高速道路橋梁