環境負荷低減コンクリート

高耐久・海水練りコンクリート

地産・地消型の高品質コンクリートで環境負荷を低減します

高耐久・海水練りコンクリートとは?

海水由来の岩塩層(米国で核廃棄物隔離試験施設に利用)の緻密性に着眼し、練り混ぜ水に海水を使用することで、上水(うわみず)を用いた場合に比べ、高品質、高機能なコンクリートを実現する技術です。細骨材に未洗浄の海砂を使用することも可能です。運搬や除塩工程削減による環境負荷低減、材料の地産・地消による建設コスト低減などに大きく寄与します。

お客様のメリット

コンクリートの品質が向上します

  • 上水を用いる場合に比べ圧縮強度が増大し、かつ透水係数が低減できるため、高緻密化が図れます。
  • エポキシ樹脂塗装鉄筋や炭素繊維ロッドを用いることで、構造物の長期耐久性が確保できます。(促進腐食試験で検証済み)

環境負荷が低減できます

  • 多量の上水や陸砂の運搬あるいは淡水化プラントの設置・稼動が不要ため、炭酸ガス排出量が低減できます。離島(※1)工事などでは炭酸ガス排出量を約40%削減できます。

建設コストが縮減できます

  • 地産・地消の材料を使用することや、淡水化プラントの設置費・稼動費が不要なことなどから、建設コストが縮減できます。
  • 離島工事などの建設コストは、防潮堤築造(1,000m3、設計耐用年数100年)を想定し、全材料を海上運搬する場合と比較して、無筋構造物で約10%、RC構造物で約6%削減できます。

※1離島:本土から100km

【実績・適用例】

国土交通省東北地方整備局「東北港湾の災害復旧工事における技術の応募」に応募し,実証試験として実施された。

震災がらと海水を用いて製造した消波ブロック
震災がらと海水を用いて製造した消波ブロック
(相馬港防波堤災害復旧工事)
震災がらと海水を用いて製造した根固めブロック
震災がらと海水を用いて製造した根固めブロック
(鹿島港防波堤根固め工事)

【その他】

NETIS登録番号:KTK-140001-VR

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