シールド掘進管理技術

チャンバー内の土砂流動管理技術

チャンバー内可視化装置によるリアルタイムな管理で安全かつ安定したシールド掘進を可能にします

土圧式シールドマシンによる掘削において、シールドチャンバー内に設置したフラッパー(※1)の回転トルク値を計測し、その計測値を用いてカッターチャンバー内の土砂を3次元流体解析することで、リアルタイムに土砂の流動状態を把握する技術です。
チャンバー内可視化装置を開発した2000年以降、さまざまなシールド工事に適用し、ノウハウを蓄積しています。

※1 フラッパー
旗のような形状の部分が回転し、土砂の流れによるトルク変動を計測するもの。

チャンバー内に設置したフラッパーの位置

チャンバー内隔壁部に設置したフラッパーの回転トルクによって、土砂の流動状態を把握します

1 大断面土圧式シールドマシンの安定した掘進を可能にします
  • カッターチャンバー内の土砂の塑性流動状態を定量的に把握できるため、直径10mを超える大断面の土圧式シールドにおいても、安全かつ安定した掘進が可能です。 
2 周辺地盤や近接構造物への影響を抑えます
  • 土砂の流動状態をリアルタイムで把握することで、掘進速度の調整、添加材の注入量や注入位置を効果的に選択でき、閉塞や噴発を防止します。これにより、掘進中の切羽が安定し、周辺地盤の変状や近接構造物への影響を抑制します。

チャンバー内の土砂流動管理技術

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