株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:白石達)の子会社であるケナイダン社(本社:カナダ オンタリオ州ミシソーガ市、CEO:Aidan Flatley )と現地法人大林カナダ(本社:カナダ ブリティッシュコロンビア州バンクーバー市、社長:中村美治、2011年3月設立)は、JV方式で、カナダトロント市における鉄道立体交差化事業「ウエストントンネル建設工事」を受注しました。
現在カナダでは、オンタリオ州トロント市を中心に、トロント・ピアソン国際空港とトロント市中心部のユニオン駅を直結させる鉄道整備事業が計画されており、今回受注した「ウエストントンネル建設工事」は、その一環として、トロント中心部から北西へ向かうジョージタウン線と2本の道路を立体交差化する工事です。開削工法で線路を幅約20m、全長約1.4kmにわたって地下化および複線化し、交差する2本の道路は、線路上に上床版を構築して立体化します。
なお、当該工事の受注は、大林カナダによる初の大規模工事の受注となります。
【工事概要】
工事名称:Weston Tunnel Phase 3 Grade Separation(ウエストントンネル建設工事)
※「ウエストントンネル建設工事」は、当該地域における一連の立体交差化および鉄道路線の拡幅工事を指し、3つのステップに分かれています。・Phase1(他社施工、竣工済)では、既設埋設物および電柱などの移設工事
・Phase2(他社施工、竣工済)では、道路交差部の橋梁拡幅工事、仮設プラットフォーム築造工事および駐車場整備工事
・Phase3(今回受注分)では、トンネル建設による立体交差の本体工事
施工場所:カナダ オンタリオ州トロント市
発注者:Metrolinx(メトロリンクス:オンタリオ州政府機関)
請負金:189.3百万カナダ・ドル(約148億円)〔1カナダ・ドル=78.2円換算(平成23年10月末レート)〕
構成各社:ケナイダン社 60%
大林カナダ 40%
工期:平成23年10月~平成26年12月(3年2ヵ月)
主要工種:土留壁構築
柱列杭・岩盤固定:直径1m、総数量9,235m2
親杭横矢板・岩盤固定:総数量14,065m2
掘削:281,278m3
コンクリート構築:110,942m3
線路撤去:5,190m
線路設置:4,157m
アスファルト舗装:805t
雨水管トンネル:仕上内径3m、掘削延長185m
【ウエストントンネル建設工事 路線図】
【ウエストントンネル建設工事 全体図】
【ウエストントンネル完成予想図】
以上
この件に関するお問い合わせ先
大林組 CSR室広報部広報第一課
TEL 03-5769-1014
プレスリリースに記載している情報は、発表時のものです。