1月25日、東京・港区立エコプラザで開催された「みんないきもの大作戦!あつまれ事業者!港区の生物多様性フォーラム」(港区事業者フォーラム実行委員会主催、港区環境課共催)において、大林組技術研究所の研究員がオーク表参道の屋上庭園での取り組みを紹介しました。
港区では、大切な生物多様性を守り、子どもたちの未来に伝えることをめざして、区民や事業者が連携した港区生物多様性地域戦略(※1)を今後策定する予定です。港区の生物多様性の保全に向け「事業者ができること」を共有し、事業者同士の情報ネットワークを構築する、まったく新しい官民一体の取り組みです。
当日は、環境配慮型の開発事業を「小鳥のオアシス 都市に浮かぶ oak omotesando(オーク表参道) 屋上緑化でJHEP認証」と題して紹介しました。Obayashi Green Vision 2050の一環として実現した屋上庭園は、元々このエリアにあった植生に基づき緑化計画を施したもので、屋上庭園単独では日本で初めて公益財団法人日本生態系協会のJHEP認証を取得しました。数年後には木々が生い茂るこの庭園は、やがて都市を巡る鳥の休憩地となります。
オーク表参道での取り組みに対して、主催者の方から「高度経済成長の象徴のような表参道のファッション施設を、2050年に向け、現在の自然共生技術をフルに活かした施設に変えて、未来を提示している」との高い評価を頂きました。
大林組は今後も、都市と自然を結び付け共生させる技術を、社会に提供してまいります。