大林組は、計画、建設のみならず、運営、更新といったライフサイクルのあらゆるフェーズで、スマートシティを発展させていくための、さまざまなサービスを提供するプラットフォームとして、BIMを発展させて街全体を3次元化したSCIM(Smart City Information Modeling)を構築しました。
SCIMではBIMの3次元情報を駆使することで街全体をコンピューター上で詳細に再現できます。
街のあらゆる面を「見える化」し、行政、エネルギー事業者、発注者、設計会社、施工会社などと共通の情報を一元化し、コーディネートしていくためのプラットフォームとなります。
SCIMの基本コンセプトは以下のとおりです。
- サステナブルなスマートシティづくりへのサービス提供
計画、建設のみならず、運営、更新といったライフサイクルのすべてで一元化活用され、あらゆる段階において、その都度必要なサービスを、統合された情報をベースに提供していき、都市の付加価値の向上や建設コストの低減をめざします。
- 従来の保有技術と新規開発技術の統合、トータルソリューションの構築
建築・土木技術はもとより、メガソーラー、クラウド、BCPソリューションなどもSCIMの中に取り組むことで、ニーズに合ったビジネスモデル・サービスの提供をめざします。
- 海外スマートシティビジネスへの積極展開
大林組の中期経営計画'12の収益基盤の多様化の推進のために掲げている、「海外へのさらなる戦略的展開」、「ビジネス・イノベーション分野の発掘・育成」の基本方針に合わせ、海外の都市開発にも参加していきます。
大林組は従来の建築・土木分野だけでなく、さまざまな分野のサービスに取り組み、環境負荷を抑えるスマートシティの実現に貢献してまいります。