米国・山岳トンネル工事がJAPANコンストラクション国際賞を受賞

高速道路・I-70ツイントンネル拡幅工事

サステナビリティ

交通渋滞の解消を目的に東西約240mの山岳トンネルを含む総延長4kmの高速道路を拡幅

交通渋滞の解消を目的に、東西約240mの山岳トンネルを含む総延長4kmの高速道路を拡幅

4月11日、国土交通省が主催する「第1回JAPANコンストラクション国際賞」の表彰式が行われ、大林組が米国・コロラド州の高速道路建設で手がけた「I-70ツイントンネル拡幅工事」が建設プロジェクト部門で表彰されました。

石井啓一国土交通大臣(右)から表彰状を授与される大林組専務執行役員の佐藤健人(左)

石井啓一国土交通大臣(右)から表彰状を授与される大林組専務執行役員の佐藤健人(左)

自然環境保護地域において周辺環境への影響を最小限に抑えて掘削などを実施。渓流に沿った工事用迂回路は現在、野生動物も通る散歩道に利用

自然環境保護地域において周辺環境への影響を最小限に抑えて掘削などを実施。渓流に沿った工事用迂回路は現在、野生動物も通る散歩道に利用

JAPANコンストラクション国際賞は、日本の優れた技術力やプロジェクト管理能力などを通じて、質の高いインフラを実現した海外プロジェクトを表彰するものです。海外における日本の建設業のプレゼンス向上と海外進出の支援を目的に創設されました。

この工事は、コロラド州最大の都市デンバーとロッキー山脈のスキーリゾート地を結ぶ高速道路の標高2,500mに位置する既設トンネルを、片側2車線から3車線に拡幅したものです。スキーリゾートの閑散期である4月から12月の限られた期間で完成させました。

今回の受賞では、設計段階から施工者のノウハウを取り入れるCM/GC方式を最大限に活かし、遅延なく工事を完成させたことや、米国子会社・クレマー社との連携による動員力と大林組の高度なトンネル技術力を融合させたことが高く評価されました。

大林組は、これからも国内で培ってきた建設技術やノウハウを海外でのインフラ整備に活かし、安全で安心して暮らせる社会の実現に貢献していきます。