豊洲フォレシアの壁面緑化が国土交通大臣賞を受賞

第16回屋上・壁面緑化技術コンクール

サステナビリティ

公益財団法人都市緑化機構が主催する「第16回屋上・壁面緑化技術コンクール」の壁面・特殊緑化部門で、大林組が施工した豊洲フォレシア(東京都江東区)の壁面緑化が国土交通大臣賞を受賞しました。

屋上・壁面緑化技術コンクールは、都市緑化技術の促進を図り、緑豊かな都市環境の実現に寄与するため、建物の屋上や高架道路の壁面、屋内空間などの緑化において優れた効果を上げている企業、団体などを顕彰するものです。

低層棟に施された高さ6m、幅120mの壁面緑化は10種以上の植栽で構成されています

低層棟に施された高さ6m、幅120mの壁面緑化は10種以上の植栽で構成されています

敷地面積の44%の緑化率を確保する豊洲フォレシア(写真:FOTOTECA)

敷地面積(1万6,242m²)の44%の緑化率を確保する豊洲フォレシア(写真:FOTOTECA)

10cm間隔で密度を高く植栽した取り付け前のパネル。メッシュ金網の箱には人工軽量土を充てんした袋を格納しています

10cm間隔で密度を高く植栽した取り付け前の緑化パネル。メッシュ金網の箱には人工軽量土を充てんした袋を格納しています

豊洲フォレシアは、両隣の豊洲フロント、豊洲キュービックガーデンとの3つの街区で一体感のある街づくりを実現したオフィスビルで、2014年に竣工しました。「職・住・学・遊」の機能が集まる東京・豊洲の回遊性を高め、多種多様な日常生活を彩る親しみやすいパブリック空間を創出しています。

緑化においては「Green Fall(緑の滝)」というコンセプトのもと、屋上から緑が湧き出し、流れ落ちて地上部に広がるイメージを展開。地上部のケヤキ並木などと共に緑あふれる街路空間を生み出しています。

壁面緑化では、緑化パネルの寸法や植栽密度を調整できるシステムを採用しました。樹種に応じた密度調整や、R形状となる建物角部での割り付け調整などを現場で行うことで初期完成度を高めました。

大林組は今後も、都市緑化の推進や生物多様性の保全などに役立つ技術開発に努め、人と自然が活き活きと共生できる新たな街づくりに貢献してまいります。

【第16回屋上・壁面緑化技術コンクール 壁面・特殊緑化部門 受賞概要】
作品名:豊洲フォレシア壁面緑化
受賞者: IHI、三菱地所、三菱地所設計、大林組、イビデングリーンテック