8月3日と4日の2日間、神奈川県横浜市の小・中学校の先生10人を対象とした研修を実施しました。「教員の民間企業研修」は、一般財団法人経済広報センターが、次世代育成のために「教育界とビジネス界のコミュニケーションの促進」を図る取り組みの一環として主催するものです。
大林組は、ものづくりの喜びや醍醐味(だいごみ)、安全や環境への取り組みについて先生方に理解を深めてもらい、その経験を子どもたちに伝えてほしいとの思いから毎年受け入れており、今年で10回目の開催となります。
一日目の研修では、高速1号羽田線の東品川桟橋と鮫洲埋め立て部の約1.9kmを更新する建設現場(東京都品川区)を見学。開通から50年が経過した首都高速道路に迂回路を設置し、交通を確保しながら構造物の更新(造り替え)を行う工事です。事業の概要や施工管理での安全対策、近隣への配慮などについて紹介し、社会基盤整備を担う建設業の使命や仕事のスケール、ゼネコンの組織力、技術力などを感じてもらいました。
二日目の大林組技術研究所(東京都清瀬市)での研修では、本館テクノステーションのZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)やスマートエネルギーシステムなどの環境配慮技術の解説をはじめ、実験施設の見学など最先端の建設技術を体感してもらいました。また、大林組の教育プログラムや人材育成の方針などを説明し、人材育成に関する意見交換を行いました。
大林組はこれからも、ものづくりで培った知恵と技術を教育の現場に伝え、次世代育成に活かしていただけるよう努めていきます。