4月3日、大林組グループの大林クリーンエナジーが北海道釧路郡釧路町で管理運営を行う「釧路町トリトウシ原野太陽光発電所」が発電を開始し、4月17日に開所式が開催されました。開所式では、地元から募集した愛称が披露されました。
大林クリーンエナジーは、太陽光などの再生可能エネルギーを活用した発電事業に取り組んでおり、釧路町トリトウシ原野太陽光発電所は27ヵ所目の運営施設となります。本発電所は出力変動を調整する蓄電池システムを備えた大林組初の発電施設で、発電した電力は北海道電力に送電されます。
事業エリアが釧路湿原国立公園内にあることから、隣接道路沿いにアカエゾマツ200本を植樹し、湿原の景観を損なわないよう配慮しています。
また、自然豊かな地域であり、希少動物も生息しているため、鳥類やキタサンショウウオなどの生態系調査を実施。太陽光施設が自然環境へ及ぼす影響について知見を深めています。
釧路町の協力のもと、地元に親しまれる施設になるようにと発電所の愛称を釧路町の広報誌で募集。多数の応募作品の中から「やちぴかソーラー」が選ばれました。
名付け親となったのは釧路町立遠矢小学校3年生の新山悠麻(にいやまはるま)君。「釧路湿原にたくさんあるヤチボウズ(※1)に電気の「ぴか」をつけました」と愛称の由来を語ってくれました。
大林組社長 白石は「町民の皆様に愛される発電所をめざし、豊かな自然を次世代に引き継げるよう取り組んでいきたい」と挨拶しました。
大林組グループは、持続可能な社会を次世代に残すために、地域の方々と手を携えて再生可能エネルギー創出事業を推進してまいります。