11月1日(火)、2日(水)の2日間、東京ビッグサイトで「ハイウェイテクノフェア2016 -高速道路を支える最先端技術-」が開催されます。高速道路の建設・管理技術の普及や活用を推進するとともに、高速道路事業への理解を深めることを目的に行われています。13回目を迎える今回は、約240社の企業が出展する予定で、高速道路に関する新技術や現場支援システムなどが多数展示されます。
大林組と大林道路は「支える技術 啓(ひら)く未来 ~心をつなぐみちづくり~」をテーマに、トンネル建設や道路舗装、構造物の維持管理などの最新技術を紹介します。また、山岳トンネル掘削時の高精度探査「高速ノンコア切羽前方探査システム」や、高耐久・環境配慮型のアスファルト舗装「eグース」のプレゼンテーションも行います。皆様のご来場をお待ちしております。
■パネル展示
【トンネル】
高速ノンコア切羽前方探査システム
山岳トンネル工事において、先端駆動型の水圧式ハンマーと専用ボーリングマシンの採用により、切羽前方の地質状況を長距離・高速度・高精度に把握します。
【橋梁】
橋梁用ブレーキダンパー
地震時に摩擦力で構造物の揺れを抑える制振システム。橋梁に取り付けるだけで耐震補強できます。
【コンクリート】
2液混合型注入止水工法「ミクストグラウト」
コンクリートのひび割れ部からの漏水をポリウレタン樹脂と特殊水性エマルションを併用して遮断する止水工法です。
【維持管理】
合成開口レーダによる広域変位モニタリング技術
長大構造物などの変状を、精度よく、長期にわたり直接モニタリングします。国交省の技術公募で行った橋梁での実証実験でその有用性が確認されています。
【安全管理】
安全管理システム「Envital」(IoTを利用した熱中症予防システム)
建設現場において、作業地点、作業内容、個人の体調・体力によって異なる熱中症の危険度を総合的に判断し、個別に危険性を伝え、予防に役立てるシステムです。
【舗装材料】
改質グースアスファルト舗装「eグース」
橋梁などの耐久性向上に向け、ポリマー改質アスファルトに特殊添加剤を加えた結合材を使用する舗装技術。従来に比べ低臭気で施工できるため、周辺環境の負荷低減にも貢献します。
【舗装機械】
アスファルトフィニッシャの特殊保温プレート
プラントから運ばれたアスファルト混合物の品質を確保するため、道路機械アスファルトフィニッシャのホッパー部の内側を、熱吸収しにくい鋼材と断熱材で一体化させて温度低下を抑制します。
プレゼンテーション内容 | タイムスケジュール |
---|---|
高速ノンコア切羽前方探査システム |
10:45、 13:15、 15:15 |
改質グースアスファルト舗装「eグース」 |
11:30、 14:15、 16:15 |