9月6日、秋田県の三種町(※1)で、大林組グループの大林ウインドパワー三種が運営する「三種浜田風力発電所」の起工式が執り行われました。大林組は、太陽光、バイオマスに続く再生可能エネルギー発電事業として風力発電の施設建設を開始しました。
起工式には三種町の三浦正隆町長をはじめ、秋田県、東北電力の関係者、近隣住民、施工者など約60人が参列。大林組からは、取締役社長の白石達、取締役専務執行役員の蓮輪賢治、常務執行役員の高槻幹雄が出席し、工事の安全を祈願しました。
式典で三種町の三浦町長は「風力発電で国内有数のモデル地域になってほしい」と事業への期待を述べました。事業者を代表して大林組社長の白石は「完成すれば三種町の7割に当たる5000世帯の年間消費電力相当を発電できる。風力発電は今後大林組の発電事業の柱の一つとなる」とあいさつしました。
三種浜田風力発電所は、2017年7月に完成、11月から運転開始を予定しており、2017年度には約6MWの電力供給を計画しています。
高さ約125mの風車建設では、大型クレーンを使わずに組み立てる新工法を採用するなど、周辺地域の安全や環境保全に考慮しながら工事を進めていきます。
風力発電事業では、現在、秋田港、能代港での洋上風力発電などの事業化に向けて、共同事業者と共に検討を進めています。大林組は中期経営計画で掲げた新領域事業の拡大に向け、これからもさまざまな再生可能エネルギーの活用を積極的に推進するとともに、持続可能な社会の構築に貢献してまいります。