けんせつ小町が活躍するダム建設現場で親子見学会を実施

大阪・安威川ダムで女子小中学生ら41人が壮大な土木事業を体験

サステナビリティ

土量の計測に使用するドローン(小型無人機)の実演を興味深く見つめる子どもたち

土量の計測に使用するドローン(小型無人機)の実演を興味深く見つめる子どもたち

8月4日、大林組JVが大阪府茨木市で工事を進める「安威川ダム建設工事」の建設現場で、「けんせつ小町活躍現場見学会2016」が開催されました。

安威川ダムで働く女性技術者が工事について説明

安威川ダムで働く女性技術者が工事について説明

46tダンプトラックのタイヤは直径2m。その大きさに驚きながら試乗する子どもたち

46tダンプトラックのタイヤは直径2m。その大きさに驚きながら試乗する子どもたち

2020年7月の完成をめざし、現在、基礎掘削が進む安威川ダム。現場付近には資料館を開設し、ダムを活かした地域づくりに取り組んでいます

2020年7月の完成をめざし、現在、基礎掘削が進む安威川ダム。現場付近には資料館を開設し、ダムを活かした地域づくりに取り組んでいます

この見学会は、女子小中学生とその保護者を対象に行われました。女性が活き活きと働く姿を実際に見てもらうことで、子どもたちに建設業を将来の職業の選択肢の一つとしてもらうことを目的に日本建設業連合会(日建連)が主催するものです。

安威川ダムは、淀川水系安威川の大阪府茨木市北部に建設している治水ダムです。市中心部から約7kmと市街地からほど近くに位置し、洪水調整、流水の正常な機能の維持、下流河川の環境改善を担っていきます。

当日は、大型重機に試乗したり、上空から撮影を行うドローンを見たりと、普段接することのない建設現場での仕事を体験し、子どもたちは驚きの声を上げていました。

参加者からは、「けんせつ小町は会社に何人いるの」「なぜ建設の仕事をしようと思ったの」「動物が出てきたらどうするの」などのたくさんの質問が上がり、女性技術者が丁寧に回答しました。

見学後には、安威川ダムのダムカード(※1)やダムの形をした現場オリジナルの安威川ダムケーキなどをプレゼントし、夏休みの思い出にしてもらいました。

大林組は今後も、女性社員が能力を発揮できるよう、女性が働きやすい職場環境や制度を整備するとともに、活き活きと働く姿を伝えることで、建設業をめざす子どもたちの夢の実現につながるよう努めてまいります。

※1 ダムカード
国土交通省や独立行政法人水資源機構、一部の都道府県、発電所などが管理する全国のダムで配布するカード。ダムのことをより知ってもらうための基本データが掲載されている