3月22日、日本建設業連合会(日建連)が主催する「第1回 けんせつ小町(※1)活躍推進表彰」の表彰式が東京建設会館(東京都中央区)で開催され、大林組 東京港トンネルⅡJV工事事務所のけんせつ小町チーム「TP(東京ポート)小町357」が特別賞を受賞しました。表彰式終了後には、受賞者となった大林組の女性技術者が他の受賞者らと共に石井啓一国土交通大臣を表敬訪問しました。
「けんせつ小町活躍推進表彰」は、建設業界での女性の活躍を推進する意欲的な取り組みを顕彰するものです。担い手の確保やダイバーシティの推進、建設業のイメージアップに資することを目的に、今年度から創設されました。
女性の活躍推進を目的とした、創意工夫に富んだ取り組みであることなどが選考の基準とされ、チーム、作業所などによる斬新な取り組み98件の中から、最優秀賞1件、優秀賞4件、特別賞6件が選ばれました。
女性目線の職場環境づくりと情報発信拠点の活用
東京港トンネルⅡJV工事事務所では、現場で働く女性技術者らがけんせつ小町チーム 「TP(東京ポート)小町357」を作り、 女性休憩室やトイレといった施設の整備や、環境改善に向けたパトロールなどを実施しながら、女性や若者が働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
女性技術者が案内役となる親子見学会を開催したり、PRラウンジ内で女性活躍の記事を掲示したりするなど、けんせつ小町の活躍を積極的に社会に発信しています。今回の受賞では、女性技術者・技能者にとって快適な職場環境を整備した点、女性が活躍している姿を見学会・PRラウンジなどでアピールしている点などが高く評価されました。
石井啓一国土交通大臣を受賞者らで表敬訪問
表敬訪問では、表彰につながった取り組みについて受賞者から報告を行いました。石井大臣は「業界における女性活躍推進のけん引役として、男女問わず誰もが働きやすい建設現場の実現に取り組んでもらいたい」と今後の活動に向け、期待を述べました。
大林組は、東京港トンネルⅡJV工事事務所をはじめとする各現場での改善事例を、全社的な職場環境基準に反映させ、多くの建設現場へと水平展開しています。これからも、女性が能力を発揮し活躍できる職場環境の整備に努めてまいります。