大林組は、岐阜県関市において東海環状自動車道今宮高架橋の建設工事を行いました。高架橋の完成を機に、地域の皆さんに橋の造り方や建設業への理解を深めてもらおうと、地元小学校の生徒らを招いて見学会を開催しました。
東海環状自動車道
東海環状自動車道は、名古屋市の周辺30km~40km圏を環状に結ぶ総延長約160kmの高規格幹線道路です。完成後は新東名、新名神、東名、名神高速道路や中央、東海北陸自動車道などと広域的なネットワークを形成することから、交通の円滑化や地域連携の強化が期待されています。
3月5日、関市の下有知(しもうち)小学校の生徒を対象とした見学会では、3年生約90人が参加しました。大林組職員から工事について説明を受けた子どもたちは、地上約15mの高架橋に上がり、開通前の高速道路を徒歩で往復。普段は見られない高い場所からの景色に、感嘆の声を上げていました。
橋の上ではコンクリートの打設を体験。橋に使用されている無収縮モルタルを型枠に流し込んでコンクリートの椅子を作りました。勉強コーナーでは、引っ張られた状態の鋼材をコンクリートの内部に用いて橋の強度を高めていることを模型で確認しました。
ほかにも測量機械で橋の距離を測定したり、大型建設機械を見学したりしました。
参加した子どもたちからは「高速道路がとても安全なつくりになっていることを知り驚いた」「コンクリートの椅子が完成したら座ってみたい」などの感想が寄せられました。
大林組はこれからも、最新の土木技術を駆使したインフラ整備に努めていくとともに、災害に強い国づくりを支える建設業の魅力を、次世代へと伝えてまいります。