大林組の技術研究所(東京都清瀬市)本館テクノステーションが、世界グリーンビルディング協会(WGBC)(※1)のアジア太平洋グリーンビルディングリーダーシップ賞(APNA)(※2)のサステナブル建築部門でファイナリストとして表彰されました。
WGBCは、建築物の環境性能向上や低炭素化を推進しており、持続可能な社会の構築に資する建築物を普及、促進する各国の協会の世界組織です。日本では、日本サステナブル建築協会が加盟しています。
各国では、国ごとに省エネ、環境配慮などに優れた建築プロジェクトを表彰しています。今回のAPNAでは、アジア太平洋地域で加盟する協会が推薦する建築プロジェクトの中から選定。日本からは、過去に「サステナブル建築賞」を受賞した作品の中から6件がノミネートされました。
第一回となった今回は、15ヵ国57件のノミネートの中から、本館テクノステーションをはじめ8件がファイナリストとして選ばれました。
サステナブル建築部門では「ライフサイクル全体でのエネルギー効率」「水資源の保護」「災害時対策」「社会貢献度」など10項目について審査されました。
今回の受賞では、本館テクノステーションが、(1)世界的な建物環境性能認証制度であるLEEDで最高ランクのプラチナ認証を取得していること、(2)最新鋭の研究施設であり、環境負荷の低減とその効果の普及が期待されること、(3)自然エネルギーの利用や次世代設備の採用でCO2排出量を一般的なビルに比べて55%削減していること、などに高い評価が集まりました。
サステナブル建築部門のファイナリストには、本館テクノステーションのほかに、大林組がシンガポールで建設したオーシャンフィナンシャルセンターも選ばれました。
大林組はこれからも、持続可能な社会の実現に向け、省エネや環境配慮技術を活かしたサステナブル建築の構築に努めてまいります。