12月17日、タイ国境に近いカンボジアのコッコン経済特別区で、大林組グループのタイ大林(本社:タイ バンコク)が工事を担当した、自動車部品大手矢崎グループの新工場が完成し、開所式が執り行われました。
式典には、カンボジアのフン・セン首相や矢崎総業の矢崎信二社長など約3,000人が出席しました。タイ大林からはタイ大林社長 大林組執行役員のソンポン・チンタウォンワニッチなどが出席し、完成を盛大に祝いました。
現在カンボジアでは、海外直接投資が順調に増加しており、今後も安定した経済成長が見込まれていて、ミャンマーと並ぶ生産拠点として注目を集めています。新工場は、矢崎総業初のカンボジア工場で自動車用ワイヤーハーネスの生産拠点として建設したものです。隣国タイに集積する日本の自動車メーカーの工場へ製品が供給されると同時に、カンボジアでの雇用促進に貢献します。
タイ大林は1974年設立以来、タイ国内有数の建設会社として日系顧客のみならず、タイ王室をはじめ現地顧客のプロジェクトを幅広く手がけ、数多くの実績を残してきましたが、カンボジアでの建設工事は今回が初となります。
大林組グループは、カンボジアやタイ、日本でも大きな注目を集めた建設工事を無事に完成させ、お客様の事業に貢献することができました。今後も、海外での事業展開で活動範囲を広げるとともに確かな品質でお客様の期待にお応えしてまいります。
【工事概要】
工事名称:YCP CAMBODIA CAP PROJECT(矢崎カンボジア・プロダクツ カンボジア新工場建設工事)
場所:カンボジア コッコン県 コッコン経済特別区
発注者:矢崎カンボジア・プロダクツ
設計者:タイ大林
施工者:タイ大林
工期:2011年9月~2012年10月
概要:RC造、延べ床面積2万9,660m2