新東名高速道路のトンネル貫通式を地域住民800人と共に

2本のトンネルを歩いて通り抜けました

サステナビリティ

地域住民と共に新東名高速道路のトンネルを歩く

大林組は、愛知県新城市で、2014年度の完成をめざし新東名高速道路のトンネル工事を進めています。10月上旬、稲木トンネル下り線(710m)、臼子トンネル上り線(382m)の2本のトンネルが貫通しました。そこで、地域住民の方々と共にトンネル内を歩いて貫通を祝う「住民参加型の貫通式」を行いました。

新東名高速道路は、東名高速道路の渋滞緩和や、災害時の東京・名古屋間を結ぶライフライン確保などを目的に計画されました。東海地震による津波被害を考慮し、東名高速道路よりさらに標高の高い位置に建設されています。現在、御殿場・三ヶ日間が開通しています。

10月20日、稲木トンネル下り線で稲木地区の住民200人によるトンネルの通り抜けを行いました。また、10月28日には臼子トンネル上り線をコースの一部に設定した「ちさとフェスティバル歩こう会」が開催され、新城市立千郷中学校生徒と千郷地区住民、600人がトンネルを歩いて通り抜けました。

稲木トンネル内には大型工事車両や周辺地域の完成予想図などを展示し、職員が説明しました。工事中の臼子トンネルを通過できることも話題になり、今回の歩こう会には大勢の参加者が集まりました。両トンネルを歩いたのは、延べ800人。地域一帯がトンネル貫通の喜びに包まれた2日間でした。
 

大林組はこれからも、地域の声に耳を傾けながら、安全で快適な暮らしを支える社会基盤の整備に努めてまいります。

完成後の周辺地域の様子を説明

10月20日、いずれ日本の大動脈となる新東名の役割について説明する大林組の職員

歩こう会のコース終盤で臼子トンネルを通過

10月28日の歩こう会の様子。中学生は18kmコース終盤で臼子トンネルを通過しました