1872(明治5)年10月14日(旧暦9月12日)、新橋・横浜間に日本初の鉄道が誕生し、これを記念して「鉄道の日」が制定されました。
西洋の文化や技術が欧米諸国からもたらされた明治時代、鉄道はまったく新しい文明として日本に出現しました。近代社会の基盤となる路線、駅が次々と造られ、大林組も東京中央停車場や京都停車場などの建設に携わりながら、鉄道の発展と共に歩んできました。
新しい時代のシンボルとしての鉄道。その起点となった「新橋ステーション」は、大林組の広報誌『季刊大林』(No.6「駅」1980年発行)で復元しています。鉄道開業140周年を迎えた今年、あらためて駅の原点を振り返るとともに、大林組が手がけてきた駅をご紹介します。
■『季刊大林』No.6「駅」1980年発行
文明開化を掲げる明治新政府にとって、鉄道の敷設(ふせつ)は、新生日本のイメージを内外に印象付けるための一大事業でした。駅の原点ともいえる新橋ステーション。すべての鉄道はここから始まりました。