大林組は、事業活動への理解を深めていただくことを目的に、機関投資家向けの現場見学会を定期的に開催しています。
9月14日、(仮称)青山大林ビルの建設現場に、機関投資家18名を招き、現場見学会を行いました。
港区北青山3丁目に大林組グループが保有しているこの建物は、建築家丹下健三氏の設計により1978年に完成。“ハナエ・モリビル”の愛称で、表参道エリアのランドマーク的存在として長年にわたり親しまれてきました。
現在、大林組の最新技術を多数採用したビルとして、2013年3月末の完成に向けて全面的に建て替えを進めています。
見学会では、採用した最新技術として、建物の耐震性と環境性の両立を実現した制振システム「フラマスダンパーシステム」やコンクリート製造に伴うCO2排出量を最大80%削減する「クリーンクリート」、設計から施工まで一気通貫で建物データを利用するBIM(Building Information Modeling)を活用した施工管理の取り組みなどを紹介しました。
また、中期経営計画’12に掲げる「賃貸事業を主とする安定的収益基盤の拡充」における青山大林ビルの位置付けなど、大林組グループの開発事業の取り組みについて説明を行いました。
見学後には活発な質疑応答が行われ、機関投資家からは以下のような質問が寄せられました。
建て替えの前後における収益性の向上
ターゲットとしているテナントの業態やテナントの決定状況
最新技術の導入によるコストの増減
BIMの導入によるメリット
大林組は、今後もステークホルダーの皆様への積極的な情報開示とコミュニケーションの充実に努めてまいります。