国際博物館の日は、博物館が社会に果たす役割を広く市民にアピールするため、国際博物館会議(ICOM:The International Council of Museums)が提唱して設けたものです。
わが国における博物館は、1873(明治6)年のウィーン万国博覧会に出展する品々を全国から集め、その前年に湯島聖堂大成殿で展示したのが始まりといわれています。以来、歴史や芸術などさまざまな分野の収蔵品を展示し、学術や文化の発展に寄与してきました。また、建造物としての価値を重ねながら、歴史的遺産の継承にも重要な役割を果たしています。
今年の「国際博物館の日」のテーマは、「博物館と記憶 "Museum and Memory"」です。世界中の多様な文化・自然・遺産・民俗などを理解し、社会の調和を促進する博物館の役割を考える契機になるよう望まれています。この時期になると、多くの博物館で無料入館やイベントなど多彩な記念行事が開催されます。
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