「おもてなしの心を」 老舗旅館の加賀屋が台湾で開業

台湾大林組JV施工の「日勝生 加賀屋」が完成しました

ソリューション/テクノロジー

12月18日、石川県七尾市の和倉温泉にある老舗旅館「加賀屋」が、台湾の北投温泉で和風旅館「日勝生 加賀屋」を開業しました。地上14階、地下3階、客室は91室で、台湾には珍しい大浴場や家族風呂を備え、館内は純和風様式となっています。

加賀屋は創業から100年以上の歴史を誇り、日本一ともいわれる接客サービス「おもてなし」で知られています。大林組はこれまで、和倉の街や七尾湾を一望できる「雪月花」など、さまざまな施設の工事を担当してきました。そして今回、加賀屋としては初の海外進出となる旅館を、大林組グループの台湾大林組JVが建設しました。

開業に先立ち執り行われた式典には、加賀屋の小田禎彦会長や日勝生グループの幹部、政府関係者、歌手のジュディ・オングさんなどが出席。大林組からは社長の白石達や専務執行役員の伊良原龍一などが出席し、完成を盛大に祝いました。

大林組グループは、台湾国内や日本でも大きな注目を集めた旅館を無事に完成させ、お客様の事業展開に貢献することができました。今後も、確かな品質で期待にお応えしてまいります。

日勝生 加賀屋

日本温泉文化の輸出として注目を集めた「日勝生 加賀屋」。加賀屋と日勝生グループ(台湾)の合弁企業が運営します

日勝生 加賀屋

鏡開きを行う発注者や来賓など。式典では、現地の舞踊や石川県伝統の御陣乗太鼓も披露され、完成を盛大に祝いました

日勝生 加賀屋

華やかな装飾が施された2階フロント。和倉温泉で研修を積んだ客室係が着物で出迎えてくれます

日勝生 加賀屋

畳敷きの宴会場。館内の随所に和風建築を取り入れ、伝統ある加賀屋にふさわしい雰囲気となっています