10月29日から11月3日までの4日間、大林組技術研究所(東京都清瀬市)で、 創業120年記念事業として整備した新本館「テクノステーション」と新実験施設「オープンラボ」のオープニングフェスタを開催しました。
技術研究所では、「技術革新」、「技術の実証」、「技術のプレゼンテーション」を実践するフィールドをめざし、第1期工事として、今年9月にテクノステーションとオープンラボが完成しました。
テクノステーションは、地震でも揺れないビルを世界で初めて実現したスーパーアクティブ制震システム「ラピュタ2D」などを採用したほか、自然エネルギーの積極的な利用、次世代設備の採用、エコ意識を促す「見える化」などの効果で、CO2排出量を一般的な事務所ビルに比べて55%削減します。
一方、オープンラボは、時代とともに常に変化するお客様や社会のニーズに柔軟に対応するため、スケルトン・インフィル型の実験施設としています。
大林組の技術に触れていただくことを目的に開催した今回のオープニングフェスタには、お客様や研究協力機関、近隣にお住まいの方々など約3,500名にご来場いただき、「技術のショールーム」でもあるテクノステーションの内部を披露しました。
また、オープンラボでは、「未来の建設技術」として、ICタグを利用した資機材管理ロボットや、タブレット型端末を利用した工事管理ツールのデモを実施。来場した皆さんは最先端の技術に感嘆の声をあげ、熱心に質問していました。
技術研究所は、技術を開発するだけではなく、技術に触れていただく場として生まれ変わりました。今後は、お客様や研究協力機関、近隣の方々のほか、子どもたちの社会科見学でも活用していただく予定です。より多くの方々との交流を通じ、社会における真のニーズにお応えできるよう、最新の技術開発を推進していきます。